入会申込書が掲載されたPDFファイル・令和3年7月設立 南アルプスを未来につなぐ会 会員募集(静岡県 くらし・環境部環境局 自然保護課)
2021.07.15 知事や学識経験者らによる南アルプス保全に取り組む会を設立(NHK静岡 07月15日 10時47分)
「南アルプスを未来につなぐ会」は、静岡県の川勝知事や静岡市の田辺市長、自動車メーカー「スズキ」の鈴木修相談役のほか学識経験者など20人余りが発起人となって設立され、(2021年7月)14日初めての会合が開かれました。
この中で会長に選出された総合地球環境学研究所の山極壽一所長は、「さまざまな分野の専門家や行政関係者が集まった。会の取り組みが南アルプスについての幅広い施策に繋がり、国内外に向けて情報発信できればと思う」と述べました。
南アルプスではJR東海がリニア中央新幹線のトンネル工事を計画していますが、環境破壊や水資源への影響を懸念する県が工事を認めていません。
発起人は山極会長や川勝平太知事のほか、静岡市の田辺信宏市長ら首長、工事現場一帯の地権者の特種東海製紙グループ「十山」の鈴木康平社長、京都大の徳地直子教授(森林科学)ら学識者、自動車メーカー「スズキ」の鈴木修相談役など経済関係者ら。
川勝知事は終了後の会見で「リニア工事で南アルプスの保全への危機感が高まった。何とか南アルプスを将来につなげないといけない」と狙いを説明。山極会長は「世界中が環境保全をしようという動きが強まっているなかで、日本は先導に立たないといけない。そのモデルになればと思う」と述べた。 (大杉はるか)