2022年04月03日

山梨実験線現地をリニア訴訟の裁判官が視察する・・・

リニア訴訟ニュースNo.26 2022年3月22日発行(PDFファイル)
 集会の中で原告代理人の横山聡弁護士が、意見陳述後非公開で行われた進行協議について、
 「原告側が提案した裁判所による山梨実験線の被害の現地見分について見分のタイムスケジュールを示した。この席で市原義孝裁判長は行きたいという意向を強く示し、当日は午前中も含め一日がかりの予定を示してほしいとの要請があった」
と述べ、(2022年)秋に現地見分が行われる可能性があると報告しました。
報告記事から
こういうニュースが全国民向けにマスメディアで流れることは無いと思いますので、このブログでも掲載しておきます。年度末仕事のために掲載が遅くなりました。
いやみな事も書いておきますが、この裁判官の実験線視察の目的が原告側が期待するものとは異なるかも知れない。当然ながら実験線視察の裁判官に山梨県政の対応もあり、実験線での環境影響対策などがきちんとしていると判断する裁判官は 「ストップ・リニア!訴訟」の原告意見については受入れること無く訴訟棄却となる可能性もある。
タグ:訴訟 実験線
posted by ict工夫 at 16:00| 訴訟

2022年01月11日

リニア訴訟中間判決の差し戻しを求める弁論が中止になりました

2022年1月11日 新型コロナウイルスの感染拡大のため、13日に予定していた弁論期日は中止になりました。議員会館での報告会も中止します。(ストップ・リニア!訴訟原告団事務局長 橋本良仁)がアップロードされました。
 リニア訴訟中間判決については、2020年12月01日 東京地裁の中間判決、訴訟原告7割の訴えを却下 と題した記事で委細を記録してあります。
2021年01月15日   ストップリニア訴訟中間判決について(訴訟団から) はYouTube動画のリンクですが、『2020(令和2)年12月1日に言い渡された中間判決(控訴人の一部に原告適格を認めた判決)及び却下判決(原告適格を否定した原判決)は、本件訴訟の原告781名中249名の原告適格を認めたが、532名の原告適格を否定し訴えを却下した点で誤った判決である。』 という視点で訴訟団長・川村晃生さんと弁護団の関島保雄弁護士のお話です。
【上記引用は 2021.1.28 控訴理由書 の冒頭です。】

中間判決に関する訴訟の第1回口頭弁論は2022年1月13日に予定されていました・・・
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ならぬ「新型新幹線」としての「リニア中央新幹線」を実用化せんとする国策事業は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が人々の人生を傷つけると同様な、「リニア感染症」ではないのか、そんな事も考えてしまう今日この頃です・・・
地裁予定

タグ:訴訟
posted by ict工夫 at 23:00| 訴訟

2021年01月15日

ストップリニア訴訟中間判決について(訴訟団から)

ストップリニア訴訟・中間判決解説
2020年12月の中間判決について記事にしましたが、2021年1月に訴訟団から YouTube でこの発信がありましたので引用リンクしました。
東京地裁の古田孝夫判事が2019年12月に約束された2020年3月の中間判決はコロナ禍の為に果されずに移動されました。古田さんから東京地裁に送られた中間判決書が2020年12月訴訟審理の時に原告団に示されたのです。私は書きました『古田判事の立ち位置は何処にあるのか、それを確認し判決の真の意義を考えたい』と。
出世街道を進んで行かれる公職の方々は上層部のスタンスから外れることは難しいのではないかと、一匹子羊に過ぎぬ私は思うのですが・・・・これまでの審理状況を可能な限り確認しておきたいと思いますので、今回の動画も引用しました。
リニアホント通信(YouTube)、訴訟団から発信される情報サイトです。
posted by ict工夫 at 11:30| 訴訟

2020年12月01日

東京地裁の中間判決、訴訟原告7割の訴えを却下

◇ 2020.12.01 リニア訴訟、原告532人却下 東京地裁「適格なし」(日本経済新聞 2020年12月1日 17:12更新)
 JR東海が建設中のリニア中央新幹線について、沿線住民ら781人が国の工事認可取り消しを求めた訴訟の中間判決で、東京地裁(古田孝夫裁判長)は1日、原告の7割弱に当たる532人の訴えを却下した。法律上「適格がない」と判断した。残りの原告は適格を認め、審理が継続する。原告側は「極めて不当だ」として控訴する方針。

 今回原告になれるのは、国の工事認可によって個々の権利や利益が実際に侵害されたか、その恐れがある場合に限られる。中間判決は原告適格の有無だけを判断した。
却下された原告は、乗客の立場からリニアの安全性欠如を訴えたり、南アルプスの自然環境悪化を主張したりしていた。古田裁判長は「抽象的な公益にとどまり、保護すべき個人的利益とは言えない」と述べた。
一方、工事予定地の周辺住民については「大気汚染、騒音、地盤沈下で生活環境が害され、健康被害が生じる恐れがある」として適格を認めた。

 判決後、原告側は東京都内で記者会見した。原告団長で自身も却下された慶応大名誉教授の川村晃生さんは「安全性や自然環境の問題は今後、具体的に立証する予定だった。途中で終わらせた裁判所に抗議したい」と語った。訴訟には住民のほか、建設中止を求める市民グループらが参加している。
リニア建設を巡っては、静岡地裁や甲府地裁でも沿線住民らが工事差し止めを求める訴訟を起こしている。〔共同〕

この記事は末尾に共同通信の配信と記されていますが、共同通信 を確認しても原文が見つからなかったので日経記事を引用しておきます。リニア中央新幹線の裁判に関して日経新聞が共同通信の配信を掲載したとは、本社記者はこの中間判決を傍聴しなかったのでしょうか、私は意外でした。
今回の原告適格の中間判決は、2019年10月11日第16回口頭弁論の時に古田孝夫裁判長が『来年3月に原告適格の中間判決を出す』と表明したが、コロナ禍により第18回訴訟審理(2020年3月30日予定)は延期されました。(記事・第18回訴訟審理(2020年3月30日予定)は延期されました
2020年12月1日にこの中間判決があるとの情報を私は見落としていたのです(これもコロナ禍の問題確認に集中していた為です)。以下、その告訴団広報から引用しておきます。

ストップ・リニア!訴訟原告適格中間判決 『リニア工事・供用時の影響が不明確では原告適格を判断するのはムリである。不当判決なら高裁に上訴!』(PDFファイル)
 昨年12月の第17回口頭弁論で、古田孝夫裁判長が再度『来年3月に原告適格の中間判決を出す』と表明しました。原告側の求釈明に応じず、鉄道施設の設計や工事車両の走行ルートが不明であり、また「リニアは国家的事業」と国もJR東海も宣伝しているわけですから、原告数を限定すること自体に無理があります。コロナ感染拡大で裁判が中止になりようやく期日が12月1日に決まったものです。4月には裁判長が市原義孝氏に交代しましたが、前裁判長の判決を読み上げるものとみられます。工事が大幅に遅れ2027年のリニア開業が不可能になり、またコロナ禍で鉄道業界を取り巻く状況が厳しくなっている状況で巨費を投じるリニア建設を行うのは無謀です。私たちはリニア工事を中止させるためにも、不当判決が出された場合、原告団は控訴する方針です。

以下は私が確認した報道記事で、いずれも2020年12月1日発信です。今回の件を整理していく余裕がありませんのでリンクのみ・・・
原告7割の適格認めず リニア認可取り消し中間判決―東京地裁(時事通信)
リニア中央新幹線訴訟 訴えた住民の約3割に原告適格 東京地裁(NHK)
リニア訴訟、原告532人「適格なし」訴え却下 東京地裁、残りの原告で審理(毎日新聞)【有料読者向け】
リニア訴訟、原告7割の「適格」認めず 地裁の中間判決(朝日新聞)【有料読者向け】

蛇足ですが MS Windows で記事をご覧の方に(以下ご存じの方はご容赦ください)。
 単にリンクをクリックすると、見ているページが書き換えられるのがブラウザ通常の動作ですが、デスクップでもノートパソコンでもキーボードの左下に 「Ctrl」 キーがあります。
このキーを押したままでリンク設定をクリックすると新規のページが開いてリンク先を表示します。同時に複数の記事を開いて読み比べる事も容易です。これはマイクロソフト IE、Edge、Google Chrome でも同じです。
Webページ作成段階で記事中のリンク先を別ページで表示させる設定は可能ですが、記事閲覧は読者側での操作に任せるというスタンスもあります。そんなことまで色々と考えながらWebの仕事を続けています。
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 23:12| 訴訟

2020年10月19日

静岡県住民がリニア工事差し止め、10月30日提訴

◇ 2020.10.18 リニア工事差し止め、30日提訴 静岡住民「大井川に影響」(共同通信 2020/10/18 19:37)
 リニア中央新幹線建設工事を巡り、静岡県内の住民らが、JR東海に対し県内区間(10.7キロ)の工事差し止めを求める訴訟を、今月(2020年10月)30日に静岡地裁に起こすことが18日、分かった。同日発足した原告団が、静岡市内で開いた総会で明らかにした。訴訟では、工事が大井川や南アルプスの自然に影響を及ぼす恐れがあると主張する方針。
 住民らは、工事による大井川の流量減少を懸念し、JR東海と対立。10.7キロのうち静岡工区と呼ばれる8.9キロが着工できていない。
 原告代表に選出された島田市の農家****桜井和好さんは「農業には水が命。その供給を守らなければならない」と強調した。
◇ 2020年10月18日 19時37分 東京新聞の同文記事があります。
リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク 2020.10.18 投稿「リニア訴訟原告団スタート」(林 克さん)
 静岡県内のリニア工事にともなう権利侵害に対して、工事差し止めを求める裁判。大きく分けて水に対する権利と環境に対する権利の侵害を争います。
 今日の原告団総会をもってスタート。昨日の段階で原告82名、サポート116名と事務局から報告されました。当日、会議でも多くの原告・サポーターの申し込みがありました。これからもっと増やすつもりです。静岡に全国の目が集まっています。
 静岡の訴訟の特徴は静岡県の奮闘により一定のデータの蓄積があることです。これをベースに水も環境も、無謀にも南アルプスに穴を開ける是非、それが静岡県民、国民の権利を損ねるかを問いたいと思います。静岡県の努力を後押しする訴訟にしていきたいです。
 今日の総会で訴訟の会の共同代表に選ばれました。いろいろな意見がでましたが、多様な立場を結びつける運動をしていきたいと決意を新たにしました。もう1人の共同代表は森さんで、森林コンビで南アルプスを守ります。
【編注・18日記事に掲載されている写真の投稿者による説明です】
 ①原告・サポートの人数を報告する芳賀事務局長
 ②行政訴訟の会の事務局長の天野さん、東京からみた静岡訴訟の意義をお話しいただきました
 ③弁護団メンバー、最強です
 ④提訴が10月30日、10時45分静岡地裁集合を話す芳賀事務局長
 ⑤議長の佐藤元静大学長
◇ 2020年10月18日 リニア原告団総会(静岡市議会議員 松谷 清)
 「大井川の水を守る62万人運動」発起人からの署名運動の呼びかけ、8市2町に広がる原告団500人目標の提案!41対21で圧倒的に支持される!
posted by ict工夫 at 08:22| 訴訟