「超電導リニアの原理を小学校移転問題で甲府市行政の説明から考えてみた」と題して山梨ブログに書きました。甲府市中道北小学校の移転問題に関する住民説明会について、甲府市教育委員会事務局の会議録を読み、彼等が説明したリニア技術については私が理解していることと違うような気がして記事にしておいたものです。
幸いにもありがたいコメントを戴き、私が引き続き学習せねばならない点も整理できたような気がしますので、今後のためにコメントを含めてリニア情報ブログに掲載しておくものです。記事のタイトルは変えてあります、私の根本的な理解が不足しているテーマなのです。
リニア事業のトップランナーである山梨県の方々はリニアモーターカーの技術的な事も深く理解されていると思います。リニア新幹線工事に伴う甲府市中道北小学校移転問題までご関心があるかどうかは知りませんが、一応こちらのブログで掲載しておきます。
2016.07.12 記事 「甲府市中道北小学校移転、この案件の担当は教育委員会事務局だけではない」 で参照した第4回説明会会議録からの引用です。
この前段では住民から磁界の影響について質問があり、東京電力の資料から電線の磁界について説明した後、「皆様が気にされているリニアモーターカーからの磁界であるが・・・」となります。
私は超電導リニア(マグレブ )の動作原理のことも不勉強なのですが、この教育委員会事務局回答に書かれている、「ガイドウェイのみでは外界に発生する磁力は発生しない」というのが私のこれまでの学習では理解できないのです。でも、これは甲府市行政が共有しているリニア原理だろうと思いましたので、これをベースに勉強してみます・・・
私が初めて超電導リニアの事を知った時、線路の両側(側壁)には永久磁石が敷き詰められるのかと思ったくらい無知でした。
でも、今回の説明で分かったことはガイドウェイ(側壁)で磁力は発生していない。
側壁に設置された浮上コイルは車内の超電導磁石の電磁誘導で磁力を発生するので電力供給によるのでは無い、すなわち動いている車両磁石の作用で発生した部分的な磁力に過ぎない事を自分は理解していました。
車両の超電導磁石は外部からの電力供給は無いはずです、その為の超電導。外部から電力供給が必要なのは車載蓄電池では足りない車内の照明など。
そうすると、実験線で柏崎刈羽原発からの送電線で都留変電所まで届く電力が必要だったのは何故なのか?
甲府市行政の皆さんと同様に原理的なことが理解できれば、いつか自分のリニア中央新幹線情報のWebサイトで記事にまとめられるかもしれません。
環境問題にも土木建設事業にも全く無知な私がリニア新幹線事業での最大の関心は制御(コントロール)システムなのです。デジタルオタクに過ぎない私の哀しいサガ。
ドローン爆撃のコントロールは中東現地ではなく遠い場所から行なわれているのと同様に、パイロットがいないラジコン旅客機に乗客を乗せて飛ばすのがリニア新幹線だと思っていますので、テクニカルな問題をなんとか勉強したいと思っています。
【この記事は一般ブログに掲載したものですが、それに戴いたコメントも併せて転載しておきます。】
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 15:28|
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