2017年09月15日

長野県大鹿村小渋川非常口工事で9月13日から夜間の発破が開始された

2017年08月30日に、大鹿村小渋川非常口で発破掘削作業始まる と記録しています。『9月上旬までは日中の1日1〜2回、中旬以降は夜間も含めて2〜3回程度を予定している。』 でしたが、いよいよ夜間の発破が始まったという報道でした。

大鹿村工事による発生土についてはJR東海サイトで、長野県・発生土置き場の環境保全の計画 が該当項目です。ここに 「大鹿村内発生土仮置き場における環境保全について 平成28_2016年10月」(PDFファイル 3,234 KB) が公開されています。ファイルは作成日 2016年10月24日 更新日 2017年1月19日。

大鹿村からは リニア新幹線情報 でリニア対策委員会報告などが公開されています。このページで、「リニア工事前の環境モニタリング調査結果の報告について」 見出し記事の本文は 「発生土仮置き場A(除山非常口横)の発生土搬入前の地下水質調査について」(平成29_2017年7月28日 PDFファイル 963 KB)です。特に問題無しの内容ですが、情報共有について大鹿村行政のスタンスが明確に記されていますので以下に記録しておきます。
※村では調査結果について、リニア連絡協議会委員及び釜沢自治会の皆様へ文書送付するほか、村ホームページ、ケーブルテレビ文字放送、8 月に全戸配布するリニア情報で住民の皆様へお知らせする予定です。
大鹿村からは リニア中央新幹線に関する村内の工事・交通状況等についてお知らせします。(平成29年9月6日現在 を2017年9月15日に確認しました)
沿線各地行政サイトでこのようなページを未だ見たことがなく、このページを初めて知った時には地域工事開始を承認したのは大鹿村行政の苦渋の決断だったことを理解しました。このページに以下の記載があります・・・「小渋川非常口仮設備工事・トンネル掘削工事(昼夜工事)」の項目です。
・9月13日(水) 20時頃 夜間発破掘削開始
※13日以外の発破時間は、地質状況や騒音振動測定結果を確認しながら決めるため事前のお知らせは致しませんが、ご理解をお願いいたします。
※当分の間、発破の15分前からヤード周辺にて、発破を開始する旨を放送でアナウンスします。加えて、1分前、10秒前にはサイレンを鳴らします。
住民目線で仕事を続ける公務員がここには確かにおられる。そして大鹿村行政がリニア新幹線事業について、ここまで情報共有に至ったのは長年にわたり村議会で諄々とリニア事業の問題について説き続けてこられた議員さん達がおられたこと、それを理解し対応できる公務員、村行政であったのだと私は思います。
そのような方々に苦渋の決断をさせないような政治体制を確立することは全ての国民一人一人のなすべきこと。

小渋川非常口工事の発生土がどの仮置き場に運ばれているか私の疑問について、計画地Eであることをコメントでご教示いただきましたので、JR東海の公開資料から引用しておきます。
仮置き場計画地Aが約1万5千立方メートル、Bが5万5千に対して、Eは15万立方メートルです。そして要対策土仮置き場が計画されています。要対策土の現況は逐次大鹿村、長野県庁に報告が届いているものと思います。
仮置き場Eはリニア変電所の建設用地であり、その事業は送電線新設とも同期する事案となるでしょう。要対策土処理を含めて正規の発生土処分地に搬出するタイミングが問題になると思えます。それら全てを地域の人々と情報共有して進行させる事が事業者と行政の責務です。

「発生土置き場の環境保全の計画」2016年10月資料によると以下の通りです・・・
発生土仮置き場計画地E 発生土仮置き場計画地E
・面積:約 20,000 ㎡
・容量:約 150,000 ㎥
・最大盛土高:約 15 m
・工事完了後の利用計画:仮置き場のため、土砂搬出ののち、土地造成を行い変電施設を設置
発生土仮置き場計画地E
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2017年09月14日

山梨県リニア駅基本計画予算を9月議会で審議

県補正予算案にリニア駅基本計画(NHK甲府放送局ニュース 2017年09月14日 16時36分)
山梨県は、10年後(2027年)に開業予定のリニア中央新幹線の駅周辺の基本計画の策定費用などを盛り込んだ、総額64億円あまりの補正予算案を今月(2017年9月)21日に始まる県議会に提出することになりました。
これは、14日、後藤知事が記者会見を開いて明らかにしたもので補正予算案は一般会計の総額で、64億4500万円あまりとなっています。
このうちリニア中央新幹線の関連事業では、甲府市大津町に建設される駅周辺を整備する基本計画の策定費用として3150万円あまりが盛り込まれました。
また建設地が甲府市小瀬町に決まった新たな総合球技場については、具体的な設計に入る前の基本計画の策定費としておよそ1990万円を計上しました。
(中略)
後藤知事は、14日の会見で、「リニア環境未来都市の実現に向けて、駅周辺の基本計画を進めるなど、全般に現在進んでいる事業をバックアップしさらに推し進めるために今回の予算を計上した」と説明しました。
この補正予算案は、今月21日に開会する9月の定例県議会に提出されます。

【参照】
山梨県知事記者会見 9月14日の内容が確認できましたので、以下に記録しました。

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2017年09月13日

総点検・リニア新幹線 問題点を徹底究明(出版情報)

緑風出版 総点検・リニア新幹線―問題点を徹底究明
リニア・市民ネット 編著 2017年9月 刊
緑風出版 ISBN978-4-8461-1713-9 C0336
A5変形判並製/168頁 ¥1400(税込 ¥1,512)
■内容構成
T どんな計画ですか?
 Q01 リニア中央新幹線はどのような計画ですか?
 Q02 超電導技術とは何でしょうか?
 Q03 「夢のリニア」の「夢」とは何でしょうか?
 Q04 地域振興とはどのようなものがありますか?
 Q05 なぜトンネルが多いのですか?
 Q06 環境アセスはどのように行なわれましたか?
 Q07 沿線都県の自治体はどのように対応していますか?
U どんな問題があるでしょうか?
 Q08 エネルギーはどれくらいかかるのでしょうか?
 Q09 磁界(電磁波)の強度はどのくらいでしょうか?
 Q10 磁界のリスクとその基準はどうなっていますか?
 Q11 電磁波対策はどうなっていますか?
 Q12 地震のときトンネルはどうなるでしょうか?
 Q13 活断層や大鹿村を掘り抜けて大丈夫ですか?
 Q14 トンネル内で事故のとき避難はどうするのですか?
 Q15 フェイルセイフシステムとは何でしょうか?
 Q16 ドイツや中国のリニアはどうなっていますか?
 Q17 建設費に問題はないのでしょうか?
 Q18 リニアの採算はとれるのでしょうか?
 Q19 財政投融資を行なうそうですが、どういうことでしょうか?
 Q20 東海道新幹線は今後どうなるのでしょうか?
 Q21 トンネルを掘ることによる水涸れは大丈夫でしょうか?
 Q22 地下からはヒ素など有毒物質が出るとのことですが?
 Q23 大深度地下使用に問題はないのでしょうか?
 Q24 トンネル掘削による残土は処理できるのでしょうか?
 Q25 山梨実験線の建設によってどんな被害が出ていますか?
 Q26 明かり区間にはどんな問題があるのでしょうか?
 Q27 沿線での生物環境へ影響はどのようなものがありますか?
 Q28 岐阜のルート上の旧ウラン鉱山は安全なのですか?
 Q29 リニアは景観にどのような影響があるでしょうか?
 Q30 説明会やパブコメはどのように行なわれましたか?
 Q31 沿線の住民はどのように受け止めているのでしょうか?
 Q32 裁判が進行していますが争点は何ですか?
 Q33 リニアによる時間短縮や速さは人間や社会に何をもたらすのでしょうか?
 Q34 リニアの便利さをどれだけの人が享受できるでしょうか?
 Q35 速くするためのエネルギーは人間を幸福にするのでしょうか?
 Q36 リニアのメリットとデメリットの比較

9月8日(金)に「ストップ・リニア!訴訟」第6回口頭弁論が東京地裁で行なわれたので、その情報を調べている時に、この新刊を知りました。
この36問のうち、私が即答できるのは10あるかどうか、心もとないです。これからも学習は続けます。

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2017年09月09日

福井の新幹線トンネル工事で地上のグラウンドが深さ8m陥没

独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構) | 現地調査と技術委員会は9月23日(土)開催(2017年9月20日) | 台風による委員会の開催延期広報 | 北陸新幹線、柿原トンネル陥没事故の記者会見について(2017年9月12日)| 北陸新幹線、柿原トンネル陥没事故について(PDFファイル)(2017年9月8日)
北陸新幹線、柿原トンネル陥没事故の記者会見について 平成29年9月12日 鉄道・運輸機構
標記の件に関し、応急対策及び今後の予定について、下記により記者会見を行いますのでお知らせします。
1.日時 平成29年9月12日(火曜日)16時から
2.場所 福井県庁6F 記者会見室

9月12日の記者会見を報じた記事あり、今後は技術委員会現地調査と臨時委員会に注目します。
福井新聞
中日新聞・日刊県民福井
毎日新聞/北陸新幹線

福井県あわら市 | 新着情報 | 柿原グラウンド(最終更新日 2017年9月8日)『当面の間、柿原グラウンドの利用を中止させていただきます。ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。』
福井県 | 報道発表資料

トンネル崩落「原因分からず」 北陸新幹線工事、機構が陳謝(2017年9月13日 午前7時20分 福井新聞)
 福井県あわら市柿原で建設中の北陸新幹線柿原トンネルの天井部分が崩落、地表のグラウンドが陥没した事故で、鉄道建設・運輸施設整備支援機構は12日、県庁で会見した。グラウンドの陥没について「トンネル上部から地表まで約15メートルあり陥没は想定外だった。人がいたら大惨事になっており、市民が利用する施設で事故が起こり大変申し訳なく思っている」と陳謝した。
 会見には萩原秀樹・大阪支社工事第三部長と玉本学也・福井鉄道建設所長が出席。17日に有識者らでつくる技術委員会が、現地調査と臨時の委員会を行うことを明らかにした。
 柿原トンネルは全長約2・5キロのうち、約850メートル区間で陥没防止のため地盤改良されているが、グラウンドには行われていない。理由について「これまでの経験で問題なしと判断した」とした。
 機構によると、トンネル工事現場での崩落は2003年の機構発足以来、今回で4回目。これまでの事故では、複雑な地質や地下水の圧力が原因とされているが、今回の原因について同部長は「分からない」と繰り返した。
 今回と同じ工法を採用し、昨年11月に福岡市で起きた道路大規模陥没事故を受け、国土交通省から注意喚起の通達が出ていたことを明らかにし、「地下水などに留意して施工してきたつもりだった」と釈明した。
 県内の北陸新幹線工事では、14のトンネルと20の高架橋・橋があり、工事が順次始まっている。事故を受けて行った機構の工事現場の点検では、いずれも異常がなかったという。
 工事再開時期や、崩落に伴う費用、工法変更などの可能性については、いずれも「分からない」「原因究明を待ちたい」などと繰り返し、「2023年春の敦賀開業に遅れが出ないよう努める」と述べるにとどめた。
 また機構は会見で、天井が崩落し土砂が流入した8日のトンネル内部の写真を公開した。
 現場では、陥没部分の埋め戻しを終え、13日からトンネル内の空洞を埋める作業を始める。
トンネル内部の写真
天井が崩落し土砂が流入したトンネル内部。高さ約8メートル、幅約10メートルのトンネルに土砂があふれ掘削の先端部分が見えない=8日午前11時10分ごろ、福井県あわら市柿原(鉄道建設・運輸施設整備支援機構提供)
原因究明へ17日会合 北陸新幹線トンネル崩落(2017年9月13日 日刊県民福井)
工学の専門家ら議論
 北陸新幹線柿原トンネル(あわら市)で起きた崩落事故について、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は、17日午後にあわら市で原因究明に向けた有識者会合を開く。鉄道・運輸機構大阪支社の萩原秀樹工事第三部長と玉本学也福井鉄道建設所長が12日、県庁で会見し説明した
 鉄道・運輸機構は、トンネルの設計・施工の助言を受けるため、「北陸新幹線、金沢・敦賀間トンネル施工技術委員会」(委員長・朝倉俊弘京都大名誉教授)を3年前に設置している。トンネル工学の専門家ら17人で構成しており、17日は委員15人が現地を視察した後、原因究明の議論に入る。
 萩原部長は会見冒頭で事故を謝罪し、現時点で原因は不明だと説明。現場の図面を示しながら、崩落がトンネル先端ではなく、既に掘削した部分で起きたことについて「知見の中で初めて」との認識を示した。施工中の他の県内18工区に異常がないことも報告した。
 崩落現場の金沢方面には既に掘り進んだ空洞の部分があり、底部には地下水がたまっていた。事故発生前、周辺で地下水の水位に変化はなかったという。12日は地下水を抜く作業を実施し、13日からおおむね一週間かけ、新たな崩落が起きないように空洞を埋め戻す。
続きがあります・・・
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2017年09月08日

山梨県富士川町9月議会、リニア防音で住民投票条例案提出(報道記録)

富士川町については、2017年08月30日  リニアが見える街の騒音対策で苦悩する山梨県富士川町 を書いています。
富士川町9月議会は 9月8日開会、11日一般質問、12日議案審議の予定です。
『2017年9月4日 9月議会一般質問通告者は9名です。ぜひ傍聴にお越しください。』との町政の期待に応じた報道がありました・・・
リニア防音で住民投票条例案提出(NHK甲府放送局ニュース 2017年09月08日 17時02分)
10年後に開業予定のリニア中央新幹線の計画ルートにあたる富士川町は、騒音対策として高架橋に「防音フード」の設置を希望するかどうかを問う住民投票の条例案を定例町議会に提出しました。
リニア中央新幹線が通過する計画の富士川町では、トンネル部分を除くおよそ2.6キロについて高架橋が住宅街などを横切る見通しです。
JR東海は沿線の騒音対策として高架橋に「防音壁」と呼ばれる高さ3メートルほどの壁を設置するか、軌道をすべてコンクリートで覆う「防音フード」の設置を検討しています。
こうした中富士川町はより騒音を抑える効果がある「防音フード」の設置を希望するかどうかを問う住民投票を行うための条例案をきょう開会した定例町議会に提出しました。
この中で、志村学町長は「沿線住民の意向を最も反映できる手段として住民投票を実施し、その結果をJR東海に伝えたい」と述べました。
富士川町によりますと住民投票の対象となるのはルートの中心から両側400メートル以内の18歳以上の住民や法人の代表などおよそ3800人で、防音フードの設置を希望するか、しないかを選択する形を想定しているということです。
富士川町議会は住民投票を実施するかどうか議論した上で最終日の今月22日に採決することにしています。 JR東海によりますと、住民投票の実施が決まれば、リニア中央新幹線の建設をめぐる住民投票としては全国で初めてだということです。

これまで報道では「防音フード」と伝えていますがJR東海は「防音防災フード」と呼んでいます。
富士川町でいえば、2014年11月12日 富士川町ますほ文化ホールで開催された事業説明会でも、説明スライド(PDFファイル) の24ページ「高架橋の概要」に書かれています。

日本航空のエンジン出火が当初はバードストライクだと報じられたのは記憶に新しいところです。(参照・産経News YouTube 【緊急着陸の模様】JALエンジンから出火 羽田に引き返す模様2017,9,5
リニア車両の防災とは何を意味するのか、防災が不要な防音壁だけの区間があるのは何故か、報道はそこまで伝えてほしいと思います。

志村学町長の「沿線住民の意向を最も反映できる手段として住民投票を実施し、その結果をJR東海に伝えたい」というお考えは別なソースでも読んだことがあります。これはおかしい!と私は思います。
「防音防災フード」を求める住民意思が明らかになった時は、山梨県知事を通じて国土交通大臣によるJR東海現行計画の変更指示を求めるのが筋でしょう。国土交通省としてはそれは出来ないというなら国会審議です。全国版でマスメディアが報じることでリニア新幹線事業への国民の理解も深まります。

posted by ictkofu at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境影響